研修報告

2019年06月18日

2019年度産業保健実践講習会

2019年度産業保健実践講習会(大阪)
https://www.zsisz.or.jp/lectureclass/

申込みが始まってからすぐに申し込みました。
数日で200人の枠が埋まったようです。
法律改正の影響かな?

1.働き方改革慣例法令と産業医の職務
  大阪労働衛生総合支援センター所長
  大阪市立大学名誉教授 圓藤吟史先生

  〇産業医が行うべき業務を優先順位別に解説。

  〇疾病の治療は(やっている場合は)
   縮小する方がよいとのこと。

2.仕事と治療の両立支援
  独立行政法人労働者健康安全機構
  大阪労災病院治療就労両立支援センター所長
  久保田昌詞先生

  平成31年3月改訂版 厚生労働省
  <事業場における治療と仕事の両立支援のための
   ガイドライン>
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115267.html

  〇主にがん患者の治療就労について

  〇脳卒中の両立支援、難病の就労支援についても
   ちょこっと。
  
  〇難病の場合は症状悪化により就業困難になってゆく
   ことが多いと。

3.医療機関における産業保健活動
  独立行政法人労働者健康安全機構
  労働安全衛生総合研究所
  統括研究員 吉川徹先生

  ・針刺し事故や結核などの職業感染対策
  ・精神障害の労災認定事案では、心理的負荷出来事として
   患者暴力・クレームなどが多く挙げられている
  ・2024年4月〜医師の時間外労働の上限規制開始
   

4.ストレスチェック制度の実務
  ー面接指導と職場環境改善ー
  (一財)京都工場保健会
  理事 産業保健推進本部医療部長
  診療所副所長 産業医学研究所長
  森口次先生

  ・面接指導では事前に事業者側から
   労働者の実際の労働時間、職務内容、その他の
   特別な要因等を情報収集。

  ・本人の情報だけだとかたよる

  『嘱託産業医のためのストレスチェック実務Q&A』
  『面接指導版 嘱託産業医のためのストレスチェック実務Q&A』
  紹介あり。


5.メンタルヘルス事例研究
  前久保クリニック院長 前久保邦昭先生

  ・産業医が就業可能とする条件は
   通常業務の半分くらいができること

  ・「発達障害」などがあるばあいは
   リハビリ期間が長めに必要なことも

  ・「試し出勤」については
   判例では2〜3カ月を要求している


 
  


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2019年03月18日

産業精神保健講演会 テーマ「職場における発達障害 Up To Date」

平日の夜の開催。

1.基調講演(18:35~19:35)
「職場における発達障害 -自閉スペクトラム症への対 応を中心に-」
大阪市立大学大学院医学研究科 神経精神医学 講師 宮脇 大

主に、一般就労している人を念頭にした講義。

・DSM-5 神経発達症
 これが我が国の"発達障害”の概念に近い。

・診断基準が曖昧。グレーゾーンがある。
 神経発達症特性は連続性分布。

・ADHDの大人の特性への対策

 〇財布を忘れても大丈夫なようにあちこちに現金入れる。
 〇スケジュールは一元管理
 〇じっとしているのが苦手なら職場でゴルフの素振り
 〇無くすのを前提で高い持ち物は買わない

・ASDの育ち

 〇よくない育ちをしてトラウマ体験や失敗体験
 〇過剰な回避を容認され、可能なスキル獲得ができない
 〇鍛錬・訂正・改善を求められての過剰適応。
  思春期成人期に破綻。

 〇よい育ち(幼児期から配慮を受け、適正な課題にチャレンジ)
  を受け、ピンチの際は周囲への助けを求めることができ、
  家族を楽しませたりすることを自身の喜びにできる人もいる。

・ASDは成人期は抑うつで事例化することあり。


<支援について>

・診断はなくとも支援はできる。
・苦手なことを治そうとしないほうがいい。
・信頼関係を築く。
・批判ではなく、まず合理性を肯定した上での
 助言をする。

・”今、関係がよくないから、そっとしておく”は
 リスクが高い。

☆紹介先☆
ASD、ADHD両方を診るところ。
できれば中学生から診ているところ。


2.シンポジウム(19:35~20:40) 「職場における発達障害への対応と対策 PartII」

〇産業医の立場から 豊川産業医事務所所長
日本電機事件、O公立大学法人事件の紹介。

・雇用を継続するための最大限の配慮
・対象者の特性やどのような業務が可能なのか
 あるいはできないのかを確認
・主治医との連携が重要

〇コーディネーターの立場から
 大阪障害者職業センター次長

・ジョブコーチ支援の具体例
 
 ☆支援のポイント☆
 ・障害特性の把握
 ・障害特性についての自己理解
 ・ご本人の能力に応じた職務設計
 ・作業環境の調整
 ・障害に対する周囲の理解



p-6845001 at 12:35|PermalinkComments(0)

2019年02月27日

産業医講習会 「若年性認知症のひとへの支援」

↑ちょっといつどこで受けた研修かは
書かないでおきます。

認知症専門医の医師と
産業医学に造詣が深い精神科の医師の講演。

○若年性認知症の支援に使える資料

大阪府の情報
http://www.pref.osaka.lg.jp/kaigoshien/ninnshishou-gyakutai/jakunen2.html

若年性認知症コールセンターの情報
http://y-ninchisyotel.net/

大阪市のアプリ
http://www.city.osaka.lg.jp/fukushi/page/0000431968.html

大阪市認知症ナビ
https://www.osaka-ninchisho.jp/osakan/

産業医むけの話では、

○治療可能な認知症を見逃さない
 脳腫瘍・正常圧水頭症・内分泌疾患

○物忘れよりも行動障害(BPSD)が困る
 (薬で症状を抑えることは可能)

○進行する疾患なので周囲の人の温情に
 すがってもどこかで破綻する

○薬で進行が多少とも抑えられるなら
 そこで引き継ぎを行う

○組織に迷惑がかからない限界点を見極め
 本人・家族と着地点を探る

○ひとりで通勤ができない(安全配慮義務)、
 または、
 職場でマンツーマンのサポートが必要なレベル
 (危機管理)、
 となると、厳しい判断も必要。
 


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2018年09月26日

日本プライマリケア連合学会第16回 秋季生涯教育セミナー

昨年は実家の用事でバタバタで
出席し損なった勉強会に

今年は出席しました。
今年から生涯教育セミナーは秋のみ3日間。
大阪での開催は有り難いです。

内容に関してはWEB上に上げること不可のものも
あったので、

受講したセッションのみ記録します。

■1日目1コマ目 2018年9月15日(土) 15:00 - 16:30
「物自体」は掴み取れるか?

■1日目2コマ目 2018年9月15日(土) 16:40 - 18:10
人生を変えるECG 〜たかが一枚、されど一枚〜

■2日目1コマ目 2018年9月16日(日) 9:00 - 12:00
Common Disease

■2日目2コマ目 2018年9月16日(日) 13:00 - 16:00
標準薬物治療ワークショップ

■3日目1コマ目 2018年9月17日(月) 9:00 - 12:00
忙しいプライマリ・ケア医のためのウラ診断学!

■3日目2コマ目
2018年9月17日(月) 13:00 - 15:00
「Annual Evidence Update in Primary Care 2018(EBMプロジェクトチーム)〜明日から使える最新のエビデンスをあなたに〜」



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2018年07月20日

第18回日本外来精神医療学会総会 その3


7/15(日)午後
メインシンポジウムII
「気分障害や発達障害におけるリワーク・職場復帰支援をめぐって」

MS2-1 精神科診療所でのうつ病復職支援:
    リワークプログラムについて
    心の風クリニックデイケア担当医
    医療法人社団爽風会理事長 佐々木一

リワークは復職準備性向上に有効。

MS2-2 臨床心理士の視点から
    栄仁会京都駅前メンタルクリニック 片桐陽子

・スムーズに支援が進まない場合発達障害併存を疑う
・各人で課題は異なる

・具体的なアドバイスと環境調整


MS2-3 看護職の視点から
    医療法人社団雄仁会メディカルケア虎ノ門 飯島優子

・2013年から発達障害のひと向けのプログラム
・専門外来、ピアサポートプログラムがある
・リワークプログラムの3−4割に発達障害特性

・自らの特性に気づく、対応策を検討し身につける
・職場と連携する

・ADHDの対処法ー物品管理と時間管理、
         タスク管理とスケジュール管理

MS2-4 当院のリワークプログラムの現状と課題
    〜地方都市の大学病院における取り組み〜
    東邦大学医療センター佐倉病院 
    産業精神保健・職場復帰支援センター 前田隆光、小山文彦

・デイケアの中で発達障害の診断がつくことが多い。
・環境調整の提案に使える。

・ADHD特性のあるひとの事例ーメモなど情報の一元化

・ASD特性のあるひとの事例
 ー本人のすること
  ・ひとつひとつ
  ・余裕をもってスケジュールを組む。
   突発的なことに対応できるように
  ・見える化(メモ・ふせん)

 ー職場側の調整
  ・上司・人事と本人のトリセツを共有
  ・仕事の進捗状況を上司と共有



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