2015年02月
2015年02月25日
イスラム国 テロリストが国家をつくる時
<「過激テロ国家」という認識の
思い込みの修正を迫る本>
という題で解説を書いているのは池上彰さん。
「イスラム国」はタリバーンのような
時代錯誤の組織ではなく、
グローバリゼーションと
最新のテクノロジーに支えられた
<国家>となる意志を持った集団であることが
書かれています。
「イスラム国」の第一義的な目的は
<スンニ派のムスリムにとって、
ユダヤ人にとってのイスラエルとなること>。
彼らが行うジェノサイドについても、
<シーア派を殲滅して制圧地域を浄化することは、
国家を建設するうえで多くの利点がある。>
として、宗教的使命を果たすためではなく
現実的な指導者が採用した政治戦術であることを
示しています。
近代国家としての形を失いつつあった
イラクとシリアという二国の
空白地帯に生まれた「イスラム国」。
国家たらんとしている彼らを侮るのは
間違いであることを、
この本は伝えています。
2015年02月24日
Asthma and Exercise-Induced Bronchoconstriction in Athletes
N Engl J Med 2015; 372:641-648 February 12, 2015
アスリートの喘息と運動誘発の気道収縮についてのレビュー。
elite athletesの30−70%が
この病気を持っているのじゃいか?という
推定も載っています。
治療については吸入ステロイド、
短時間作用型・長時間作用型の吸入β−刺激薬、
ロイコトリエン拮抗薬などで
特に新しい情報は載っていませんでした。
アスリートの喘息と運動誘発の気道収縮についてのレビュー。
elite athletesの30−70%が
この病気を持っているのじゃいか?という
推定も載っています。
治療については吸入ステロイド、
短時間作用型・長時間作用型の吸入β−刺激薬、
ロイコトリエン拮抗薬などで
特に新しい情報は載っていませんでした。
2015年02月23日
インフルエンザ 2015年1月号
インフルエンザ 2015年1月号
<対談 インフルエンザワクチンの有効性と問題点>
H3N2の卵馴化による抗原変異の問題、
細胞培養ワクチンの開発状況、
季節性インフルエンザワクチンを四価にするための
治験が進行中であること、
経鼻ワクチンへの期待などが
話題になっていました。
<対談 インフルエンザワクチンの有効性と問題点>
H3N2の卵馴化による抗原変異の問題、
細胞培養ワクチンの開発状況、
季節性インフルエンザワクチンを四価にするための
治験が進行中であること、
経鼻ワクチンへの期待などが
話題になっていました。