2013年02月

2013年02月28日

Autophagy in Human Health and Disease

N Engl J Med 2013; 368:651-662 February 14, 2013

オートファジーについては
こちらの本で読みました。

この論文では、
オートファジーが、

癌や神経変性疾患、感染症、
心血管疾患、代謝性疾患、
呼吸器疾患、加齢について
どういう役割を果たしているか、

現時点でわかっていることをまとめています。

まだわかっていないことも多く、
臨床応用につなげるには
時間がかかりそうです。

p-6845001 at 12:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 医学書 | 科学

完全解説 共通番号制度 マイナンバー法の真実、プライバシー保護は大丈夫か?

完全解説 共通番号制度 マイナンバー法の真実、プライバシー保護は大丈夫か?完全解説 共通番号制度 マイナンバー法の真実、プライバシー保護は大丈夫か?
著者:八木晃二
販売元:アスキー・メディアワークス
(2012-03-30)
販売元:Amazon.co.jp


こちらで買おうかな?と書いた本。

「共通番号制度」で議論されているICカードは、
印鑑に置き換えると実印のようなもので、

あらゆるサービスをこれ一つで
対応させようとすると
リスクが高い。

IDは印鑑と同じように
使い分けるべきである。

印鑑に例えるのは
確かにわかりやすい。

例えば、
図書館の本の予約や
体育館の予約などは、

YahooやGoogleのIDで
可能にすれば良い、

というくだりは、
びっくりでした。

民間企業における
ID連携の仕様、

「OpenID」「OAuth」について
丁寧に説明しており、

既存のシステムを利用することにより
コスト削減が図れる、と
書いてあります。

GoogleやYahooのIDが
あちこちで使えるようになったのは
こういうシステムがあったからなんですね。

知らなかった〜

この本で、
マイナンバーの問題点が
かなり私の中でクリアになりました。

読んで良かったです。




p-6845001 at 05:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 一般書 | 経済

2013年02月27日

「リスク」の食べ方

「リスク」の食べ方: 食の安全・安心を考える (ちくま新書)「リスク」の食べ方: 食の安全・安心を考える (ちくま新書)
著者:岩田 健太郎
販売元:筑摩書房
(2012-10-09)
販売元:Amazon.co.jp


前半は、レバ刺し禁止に対する批判。

後半は、健康本批判と
放射能リスクの検討。

全体としては、

「ゼロリスク」を求めることの
非現実性を指摘し、

不安を受け入れて、
自分のアタマを使って考えることを
勧めた本です。

しかし、牛レバーによる
腸管出血性大腸菌食中毒って、

<13年間で20件(患者数67人)>

しか、発生してないんですね。

これで禁止するってどうよ、と
生レバー食べない私でも思いますわ。

p-6845001 at 12:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 一般書 | 感染症

ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った

ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った (日経プレミアシリーズ)ユーロ破綻 そしてドイツだけが残った (日経プレミアシリーズ)
著者:竹森 俊平
販売元:日本経済新聞出版社
(2012-10-10)
販売元:Amazon.co.jp


池田信夫氏の書評を読んで購入。

ユーロの危機の複雑な問題を
素人にもわかるように
丁寧に説明しています。

ギリシャはともかく、

財政状態がそれほど悪くない
スペインやイタリアまで
危機が広がった理由としては、

政府の債務残高に市場が過剰に反応している、

すなわち、
国債金利が政府の債務残高が上昇すると
跳ね上がる、ということがあります。

これらの、国債の消化を
外国人投資家に依存する国々では、

ギリシャで起こったような
債務不履行が、
政府の合理的な判断として
起こりうるからです。

その場合は、
できるだけ早く売り逃げるのが
投資家側の判断となります。

国内と同じ容易さで
同じユーロ圏の国外の国に
投資できるようにする、
ユーロのシステムそのものが
危機を深める結果となったわけですね。

すでに、民間銀行は
他国の証券を処分しつつあり、
起きうるユーロ分裂に備えている、
というくだりには
非常にびっくりしました。

ユーロ危機がなぜこうも長引いているのか
不思議だったのですが、

もともと、経済状況の違う国どおしで
同じ通貨を使うことに無理があり、

著者は、

ユーロ崩壊は可能性が高く、
実際にそれが起これば、
世界経済にも深刻な打撃を与える、

と警告しています。





p-6845001 at 06:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 一般書 | 経済

2013年02月26日

Case 5-2013 — A 52-Year-Old Woman with a Mass in the Thyroid

N Engl J Med 2013; 368:664-673 February 14, 2013

良くある症例、、、、
と思っていたら、

完全に足をすくわれました。

いや、だから症例として
紹介されているんだけれど。

治験中の、ある分子標的薬についても
触れられており、

勉強になりました。

p-6845001 at 12:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 医学書 | 内分泌
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