2018年04月19日
『経済学者、待機児童ゼロに挑む』
HONZで紹介あり。
『経済学者 日本の最貧困地域に挑む―あいりん改革 3年8カ月の全記録』
で、大阪のあいりん地区の改革に助言した
鈴木亘学習院大学経済学部教授が、
今度は東京都顧問として
待機児童対策にかかわります。
鈴木教授は、
同じく研究者の妻とともに
5歳ずつ離れた子ども3人を育てており、
3人とも一度は「待機児童」となった
経験があります。
前半に書かれた著者の体験談のうち、
私立認可保育所で
署名活動やデモなどの政治活動への
参加を要請された経験など、
私自身も似た経験があるので
わかるわかる〜と思いながら読みました。
問題の本質は
社会主義的な保育制度にありと
しながらも、
既得権にはあえて触らず、
「政治的に実行可能な対策」
に絞って手をつけていく様子は
読んでいて爽快でした。