2015年01月29日
55歳からのフルマラソン
江上剛さんというこの作家のことは
ほとんど知りませんでした。
著者は2003年にみずほ銀行を退職して
作家業をメインにしています。
本名の小畠晴喜としては2004年から
日本振興銀行の社外取締役を務め、
その後、2010年、同社の代表執行役社長として
その破綻処理にも対応します。
著者は、この大変な2010年に
近所のひとに誘われて走り始め、
強い不安や、
「死んだら楽になれる」という気持ちに
襲われながらも
毎日10kmを走り続けます。
<マラソンが、私を救ってくれたのだ。>
と書く著者は、
つくばマラソンを初フルで4時間半、
その後もマラソンを走り続け
サブフォーランナーになり、
メタボ体型も返上します。
巻末の数章では、銀行家らしく
マラソンをどう地域振興につなげるか、
消費拡大につなげるか、を考えています。