2014年04月28日
無菌病棟より愛をこめて
「七人の敵がいる」を私が楽しく読んでいた頃、
著者自身は無菌病棟で過ごしていたんですね。
ミステリ作家・加納朋子さんが
ご自身の白血病闘病経験を
日記形式のノンフィクションとして
表しています。
前半で出てきた医学生の物言いが
ちょっとはらはらするもので、
自分自身が病棟を
ポリクリで回っていた頃のことを思いだして
ごめんなさいごめんなさいと思いながら
読みました。
しんどい経験をユーモアあふれる筆致で
詳細に綴っており、
実際に白血病治療を受けるかたにも
役に立つものとなっています。
おすすめ。