2014年04月28日

無菌病棟より愛をこめて

無菌病棟より愛をこめて
加納 朋子
文藝春秋
2012-03



「七人の敵がいる」を私が楽しく読んでいた頃、
著者自身は無菌病棟で過ごしていたんですね。

ミステリ作家・加納朋子さんが
ご自身の白血病闘病経験を

日記形式のノンフィクションとして
表しています。

前半で出てきた医学生の物言いが
ちょっとはらはらするもので、

自分自身が病棟を
ポリクリで回っていた頃のことを思いだして

ごめんなさいごめんなさいと思いながら
読みました。

しんどい経験をユーモアあふれる筆致で
詳細に綴っており、

実際に白血病治療を受けるかたにも
役に立つものとなっています。

おすすめ。

p-6845001 at 00:29│Comments(0)TrackBack(0) 一般書 | エッセイ

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