2011年11月30日

うつ病リワークプログラムの続け方スタッフのために

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12〜27ページで「軽躁への憧憬」という言葉に出会い
双極2型障害についての長年の疑問が解決しました。

双極2型の人に対する「認め、ねぎらい」の
重要性を強調した、

NTT東日本関東病院の秋山剛先生のコメントは
特に勉強になりました。

<軽躁の人は、「元気がよく、傷つかない」と
 思われていますが、実際には
 「元気がよく、業績を上げていなければ自分は
  存在価値がなく、批判されることは自分の
  全人格を否定されることだ。」
 と思い込んでいることが多いのです。
 ですから、上司や同僚などからの批判をきっかけに、
 自分で自分を追い込むようにうつになっていくのです。
 「認め、ねぎらい」の重要性はよく理解して下さい。>

バリバリやってきた本人を否定しない。
しかし、その特性が「再発しやすさ」につながっている
ことも認識し、対応法を本人に思索してもらう。

双極2型の人の多くは休養中の早い時期から
抑うつ気分の軽減を示すが、

それに伴い過活動気味になり、
社会リズム、睡眠・覚醒リズムが乱れ
そのため再び抑うつ状態に陥りがちになる。

これも、本人に社会行動リズム表を書いて
体感してもらい、
安定する方法を本人に考えてもらう。

正しい援助のあり方がわかって
すっきりしました。

p-6845001 at 12:44│Comments(0)TrackBack(0) 医学書 | 精神科

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